前号からの続きです。
こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。
『ふれあい』について
「手当て」という言葉がある通り、たとえばお腹が痛いときに「ここが痛い?」などと手を当ててもらうと楽になったり、体調がすぐれない時に背中をさすってもらうだけで楽になったり、「ふれあい」は心身を癒やす方法として、知られています。
病院での看護師によるタッチセラピーもそうですね。看護師さんが、高齢の患者さんの腕をゆっくり擦ってあげている光景が思い出されます。
『触覚繊維(神経線維)』について
痛い、かゆい、熱い、冷たい、空腹感、のどの渇き、尿意、便意、胃痛、嘔吐感など様々な体の情報を伝えるのが神経線維の触覚繊維です。
触覚繊維には、Aα繊維(筋肉の運動情報)、Aβ繊維(触覚や圧覚)、Aγ繊維(筋肉の収縮情報)、Aδ繊維(痛み、冷感)、B繊維(内臓感覚)、C繊維が知られています。
最後の『C繊維』がポイントなんですが、「快い触感」の感覚と関連していて、軽い触れ方で痛みのない刺激に反応します。かゆみ、温感(熱い感覚)にも反応。なので、(1)あたたかい手で、(2)ゆっくり、(3)手のひら全体で、(4)優しく圧をかける、が大切なわけです。
しかし、まだどうしても私は腑に落ちません。それは、スウェディッシュマッサージが、とっても気持ちいい理由は説明がつきました。しかし、「お客様のほとんど全員が眠りに落ちられる」ような理由にならないからです。
ここで出会ったのが、『目から鱗!の記事』。セロトニンの第一人者、偉い先生の言葉。
『寝落ちというのは、凄いリラックス効果!オキシトシンうんぬんというより、無条件にリラックスしたこと。眠るというのは、副交感神経が優位になることですから。』
つまり、ホルモンの作用を飛び越えて、ズーン!とリラックスして、副交感神経のメーターが一気に上がってしまった状態になったということ。
スウェディッシュマッサージについて、もうこれ以上の追及はやめましょう。とにかく、スウェディッシュマッサージは素晴らしいと思います。
(完)