天照大神(アマテラスオオミカミ)は、どなたもご存じでしょう。
こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。
黄泉の国から逃げ帰った「イザナギ」が、宮崎市阿波岐原町の『みそぎ池』で穢れを祓ったときのこと、左目をすすいだ時に生まれたのが「天照大神(第一子)」、右目をすすいだ時に生まれたのが「ツクヨミ(第二子)」、鼻をすすいだ時に生まれたのが「須佐之男命(第三子)」。
天照大神は太陽の神。
前に「お砂取り」について書きました。稲佐の浜にある「弁天島」にある小さな社「沖御前神社」は、海の神、「豊玉彦命(とよたまひこのみこと)」が祀られていて、娘の「豊玉姫命」とともに海を守っていたと。そして、「豊玉姫命」が初代天皇、神武天皇の祖母であり、「豊玉彦命」が曽祖父になると。
すると、神武天皇から遡っていくといったいどうなるのか?
「海の神」豊玉彦命は綿津見豊玉彦命あるいは綿津見神とも呼ばれます。豊玉彦命はイザナギ・イザナミの神産みで生まれた子神で、神武天皇の母方の曽祖父となります。
一方で、神武天皇の父方の家系はというと、曾祖母がやはりイザナギ・イザナミの神産みで生まれた子神で、「山の神」と言われる大山津見神(大山祇神とも)の娘、木花佐久夜毘売(コノハナサクヤビメ)。曽祖父は天照大神の孫、邇邇芸命(ニニギノミコト)。
神様の世界で超有名な人にスポットを当てて簡単に整理すると、神武天皇の母方を3代遡ると、海の神の「豊玉彦命」。神武天皇の父方を3代遡った母方の父親(4代前)が、山の神の「大山津見神」。神武天皇の父方を3代遡った父方の祖母(5代前)が、天照大神です。
また、豊玉彦命、大山津見神は同じイザナギ・イザナミの子神で、天照大神はイザナギの子神。ですから、初代天皇とされる「神武天皇」から数えて、現在の今上天皇が第126代の天皇とされていますが、神武天皇をさらに遡ると、豊玉彦命、大山津見神、天照大神に行きつき、ひいてはイザナギ・イザナミに。
すると、天皇家のご先祖様をかなたまで遡ると、イザナギ・イザナミになる?