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【コラム】「不定愁訴(ふていしゅうそ)」という言葉ご存じですか?

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と言う言葉をご存知でしょうか。
もう随分昔になりますが、作家の海堂尊(かいどうたける)さんの小説で私は初めて知りました。医学用語です。

今朝起きて直ぐに、この「不定愁訴」と言う言葉が頭をよぎったので、今日はこの「不定愁訴」について書きたいと思います。

「愁訴」と言う言葉は、苦しみや違和感を口にして訴える事だそうです。それで、「原因がはっきり判らないけど、何となく体調が悪い」と言う状態の事を「不定愁訴」と言うそうです。

年齢、性別を問わずこのような症状は現れ、成人の20~30%の人が「不定愁訴」をもつと推定された報告もあるそうです。
よくある症状は、虚脱感、頭痛、冷え症、便秘、めまい、吐き気、動悸などの身体に現れる不調と、イライラ、気分の落ち込み、不眠などの精神的な不調があるそうです。

このような症状から、「不定愁訴」は、心身のストレス、不規則な生活習慣、ホルモンバランスの乱れなどが要因となり、自律神経のバランスが崩れたときに現れることが多いと言われています。

すると、「不定愁訴」は「自律神経失調症」のことではないのか、と考えますよね。

日本心身医学会では、自律神経失調症について、「検査をしても、その症状を裏付ける所見が見いだされず、また器質的病変がないのに、さまざまな不定愁訴を訴える状態」と定義しているのだそうです。

また、一般社団法人「日本健康倶楽部」の健康用語辞典では、不定愁訴について、「倦怠感、頭痛、微熱感、不眠などの体調不良の自覚症状があるものの、検査をしても原因がわからない状態のこと(後略)」と、記載されています。

海外でもこの概念があり、「医学的に説明できない症状」として、Medically Unexplained Symptom(MUS)と言うのがあるそうです。

日本では、どうやら2つに分かれているように感じます。
1つは、不定愁訴=自律神経失調症と言う考え。2つ目は、体調が優れないけど、その原因がわからないとする考え。

外国、特にヨーロッパでは、MUSについての研究が盛んに行われているそうです。

ホルモンバランスの乱れ、自律神経の乱れはスウェディッシュマッサージで改善が期待されます。サロンMITSUKOは、お客様のお出でをお待ちしています。
あくまでも、サロンでご提供するのはマッサージであり、治療行為ではありません。

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