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【コラム】「免疫」って何だろう?(その3)

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

私が通っている病院の先生が、「免疫をつけなさい。免疫力を高めなさい。」と言われたことから連載していますが、昨日は、身体に細菌やウイルスが入らないための防御システムがあることを書きました。

次に、身体に入ってしまった後の防御システムを書きますが、その前に。

細菌とウイルス。何が違うかご存知でしょうか。細菌は生物ですが、ウイルスは厳密には生物とは言えません。ウイルスは、殻の中に遺伝子(DNAやRNA)を持っただけの単純な構造をしています。

ですからウイルスは、自分ではエネルギー代謝ができず、何かに寄生して増殖することしか出来ないためです。それから、メチャクチャ小さいです。
細菌は普通の顕微鏡で見えますが、ウイルスは、電子顕微鏡(普通の顕微鏡の100倍以上)でないと見えません。
また、細菌は細胞構造を持っていますから、抗生物質(抗菌剤)が効きますが、ウイルスには全く効きません。

さて、ここからが本題の「免疫」です。

まず、免疫には、「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類があります。「自然免疫」は、生まれながらに持っている免疫。「獲得免疫」は、ワクチンなどによって、後から細菌やウイルスを殺菌したり弱めるために、人工的に加えられた免疫です。

太古の時代から、感染症は脅威だったわけですよね。しかし、人間はそこからあることを学びました。「2度なし現象」です。1度感染して生き残った人は同じ疫病には2度と罹らない。

すると、この「免疫」をあらかじめつけて、疫病を未然に防ごうと考えた。そうです、種痘を発明した「ジェンナー」です。これが代表的な「獲得免疫」です。

それでは、次回は「自然免疫」に入ろうと思います。

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