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【コラム】「免疫」って何?(その2)

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

今日からしばらく、「免疫」について書いてみたいと思います。
そもそもは、私が大病を患い、今なお先生から「免疫」をつけなさいと言われているのが発端です。

「免疫」、「免疫力」、「免疫機能」と言う言葉がありますが、「免疫力」は、「免疫」の強さ、「免疫機能」は、免疫が作用するメカニズムのことですよね。

では、「免疫」とは、「疫(えき)から免(まぬが)れる」と言うこと。「疫」は流行性の病気のこと。つまり流行性の病気にかからないことです。

古事記では疫病(えやみ)、日本書紀では疾疫・疾気(えのやまい)と言われていたそうです。

具体的には、細菌やウイルスから身を守ることになるわけですが、健康な状態で生きていくために、外敵の侵入を防ぐ(粘膜免疫)と、侵入してしまった外敵に働く(全身免疫)とがあります。

外敵の侵入を許してしまった場合に、個体破壊されたり、外敵が寄生し続けないように、自己の細胞と自分のものでない(非自己)の細胞を区別あるいは見分ける必要が出て来ます。

この見分ける機能を「免疫」と言う人もいます。

ちなみに、ご飯を食べたりすること、これは体内に入ったと言うでしょうか?

答えは、「NO」です。もう30年以上前の話ですが、長男が生まれて、まだハイハイしていた頃、「うんち」から、1円玉が出てきたんです。つまり口から肛門まで、管でつながっているんですね。
ですから、体内に入った、侵入してしまった外敵とは、体内細胞に入ったと解釈しなければなりません。

また、粘膜免疫と全身免疫について、目や鼻、口、腸は粘膜で覆われています。目は涙で洗われ続けていますし、鼻に花粉などが飛んできたら鼻水が出ます。口には絶えず唾液があり(昔はよく、そのくらいの傷は唾をつけとけなどと言われたものです。事実、殺菌効果があります。)、大腸には腸壁に沿って粘液層があります。この粘膜層の中に腸内細菌がいます。

腸内細菌には、善玉箘、悪玉箘、日和見箘が存在する訳ですが、細菌やウイルスの体内侵入と戦っているわけです。

以下「免疫」とは?(その3)につづく

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