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【コラム】「天気痛」をご存じですか?

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

今日は、「天気痛」について。「気象病」はよく耳にする言葉ですが、「天気痛」は、ごく最近知りました。今年の3月(2022年3月5日)、サイエンスZEROで。

「天気が崩れると頭が痛くなる…」頭痛やその他の症状としては、「肩こり」、「倦怠感」、「腰痛」などがあるそうです。

ここで「気象病」とは、天気の変化によって引き起こされる身体的・精神的な不調と定義されます。

では、「天気痛」とは。気象病の中で、痛みを伴うものと解釈して良いと思います。

ですから、「気象病」の中に、「喘息」、「低血圧」、「狭心症」、「うつ病」、「めまい」、「天気痛」が分類されると。

ロート製薬・ウェザーニューズの調査では、全国16,000人の中で、男性の47%、女性の78%が「天気痛を持っている」あるいは「持っている気がする」と答えたそうです。これは大変なことです。

また、この「天気痛」の主人公、愛知医科大学病院・痛みセンター,気象病外来・天気痛外来の佐藤純医師(中部大学生命健康科学部教授)によると、外来受診患者の7割が女性。また患者は10代から80代までとしながら、平均年齢は41才と若い。

「気象病」の場合、雨が降る前、あるいは雨の日に調子が悪い、とよく聞きます。

では「天気痛」は。佐藤医師は、当然のように、気圧が下がると出るのでは、と考えてマウスを用いて実験したのだと。すると、「天気痛」と「低気圧」で合致する時もあるが、合致しないこともあり、モヤモヤ状態に。

そこで、ウェザーニューズの協力の下、詳細な分析によって、真犯人にたどり着いたと。台風の接近に伴う気圧変動で、台風の日本上陸の2日前から、気圧の極微細な変動のギザギザ波形が生じ(0.5hPa(ヘクトパスカル))、これが原因で「天気痛」が発症。

また、概ねこれで説明出来るのですが、どうしても説明できない「天気痛」患者の方がいらっしゃった。その方の場合、決まった時間に頭痛が起こると。そこで、このケースについて考察・分析したところ、「大気潮汐」に合致したそうです。

「大気潮汐」は、太陽で暖められた大気が、膨張して気圧が下がる、周期的気圧変動。

よくこんな微細な変化を、体調の不良(痛み)に結び付けられたものだと、ただただ感心するばかりです。

この「天気痛」病気として認められるようになったのは、おそらく、愛知医科大学病院に「天気痛外来」(日本で唯一)が設けられた2007年ではないかと思われます。

そして、日本での認知度が上がったのが、今年になってのTV露出度が上がってからではないでしょうか。

同じNHKでは、クローズアップ現代に、TBSでは、ひるおび、情報7DAYSニュースキャスターに出演されています。

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