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【コラム】「質の良い睡眠」と自律神経(7)

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

昨日は、眠りのメカニズム、睡眠時の脳内温度とホルモンの分泌状態から、私見として、7時間の睡眠が理想的であること、また、入眠直後の90分がが最も大切だと言う先生お2人の意見紹介をしました。

昨日投稿した後、睡眠メカニズムについてさらに調べてみましたら、入眠後3.5時間以降、深いノンレム睡眠は現れず、浅いノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返していることを確認しました。

ただ、レム睡眠を多少なら削ってもいいの?と考えたとき、考えが浅かったと後悔しました。なぜなら、レム睡眠は体のお休みタイムで、脳は活動中。情報を選択して脳への定着、消去の作業をしているんですね。ですから、先生方も、一定条件下で6時間でもOKと仰っておいでなんですね。

さて、今日の本題。睡眠時間が6時間でもいいと言いながら、やみくもに、なんでもかんでもOKと言う訳ではないんですね。

1) 何時に寝るのかが大切。体内時計では、熟睡スイッチすなわち「副交感神経」の活性ピークが午前0時過ぎであることから、この時間帯に眠りに入っていることが必須条件だそう。
2) 腸内環境が整っていること(腸内での消化・吸収が正常に行われ、結果、血液循環がよく、細胞の新陳代謝が活発に行われていること)。すると、必然的に免疫力も高まります。

腸は血液を作る大もとの器官で、日々のコンディションに大きな影響を与えているのだそう。その腸の働きをコントロールしているのは「自律神経」。つまり、血液循環や消化吸収などを担っているのも、「自律神経」です。

最近の研究で、腸内環境を良くすることで「自律神経」が整うことも解ってきているそうです。

これまで、睡眠ホルモン「メラトニン」は、幸せホルモン「セロトニン」から作られ、「セロトニン」はトリプトファンから作られるとお話してきました。この大切な「セロトニン」ですが、脳内ではなく、腸壁でその大半が作られていることが解っています。

先に記述しました、血液を造り出しているのは腸。睡眠を司るホルモンの原料を造り出しているのも腸。ですから、腸内環境を良くし、蠕動運動を活性化することが脳の働きも含めて、体全体を健康にすることにつながるわけですね。

腸内環境を整え、自律神経を整えるために、

1) 朝、起き抜けにコップ1杯の水を飲む。

2) グリシンを含む食品をとる(エビ、ホタテ、イカ、カニなど魚介類に多い)。グリシンは広く体内に存在するアミノ酸。睡眠リズムを調整すると言われています。

3) 夜、就寝前にコップ1杯の水を飲む。

4) オマケ。アロマ(1位ラベンダー、2位オレンジ、3位ベルガモット)でリラックスしてストレスを溜め込まない。

などが良いそうです。

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