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【コラム】スウェディッシュマッサージと杉田玄白(2)

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

昨日、スウェディッシュマッサージを考案した「パー・ヘンリック・リン」と日本の「杉田玄白」がほぼ時代がオーバーラップしていたと書きましたが、本当に生まれが3年しか違いません。
Dr.リンは、詩人であり、乗馬をし、フェンシングの教師をし、マッサージや体操を学び、解剖学を学び、今日の「スウェディッシュマッサージ」の基礎を作り上げたんですね。
ただし、200年前です。

200年前と言われてもピンと来ないと思います。日本の約50年前にどんなニュースがあったのか。

上島珈琲が世界に先駆けて、缶コーヒーを世の中に出したのが1969年、大阪万国博覧会が催されたのか1970年、三波春夫の万博のテーマソングが思い出されます。その年、新大阪-岡山間で、日本で最初の新幹線が開通しました。
翌年1971年には、カップ麺(カップヌードル)が発売されました。

ちなみに、体操日本の塚原光男さんの「月面宙返り(ムーンサルト)」は1972年です。

50年でさえこれだけの違いを生じているんです。
日本でも、医学、薬学、解剖学、生理学、どの分野をとっても、相当の進化が起こっています。何より、分析力が発達し、膨大な情報量が入ってきます。
Dr.リンは、1839年に没しています。それからもおそらく「体操中央研究所」では、解剖学や生理学、マッサージ学などを絶やさず研究を続けたのだと思います。
Dr.リンが没して約100年、「Axelson」が創立されました。「Axelson」もまた、筋肉解剖学、筋肉生理学に力を注いでいます。

Dr.リンが作ったスウェディッシュマッサージ、どのように進化してきたのかは判りませんが、これからも進化を続けなければならないのではないでしょうか。

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