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【コラム】一人でも多くの方に伝えたい(6)

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

これまで5回にわたり「スウェディッシュマッサージ」について書いて来ました。

1) 200年以上の長い歴史。
2) 解剖学、生理学に基づいている。
3) 幸せホルモン「オキシトシン」が分泌され、心のやすらぎ、安定につながる(うっとりしている間にリフレッシュしています)。
4) 自己免疫「NK細胞」の増加が医学的に証明されている。免疫力が高まる。
5) 深部筋肉までアプローチしていて、マッサージの満足感が高い。
6) 体に無理な負担をかけず、揉み返しがない。

しかし、このように書くと、はて?、となります。そんなに素晴らしいものなら、なぜ皆知らないの?なぜ普及してないの?ですよね。

実際に「うちはスウェディッシュマッサージ」と言うと、「それ何?」とか、「どんなマッサージ」と聞かれます。つまり、認知されていない。

実際、アロマテラピーは日本に普及しています。アロマの歴史は浅く、1930年頃、フランス人化学者(ルネ・モーリス・ガットフォゼ)が、実験中に大火傷。その際とっさに精油(エッセンシャルオイル)に手を浸したところ、傷の治りも早く、傷痕も酷くならなかったことから研究を開始します。数年後「アロマテラピー」と言う『造語』も含め、研究成果を発表します。

しかし、実際に欧州に定着したのは、1977年にイギリスのアロマテラピーのリーダー的存在であったロバート・ティスランドが、「アロマテラピー」に関して発表し、イギリスをはじめとする欧州でブームに。

遅れて1980年代に日本に輸入されブームに。

アロマが持て囃され、「スウェディッシュ」の普及が進まないのはなぜか。
1) 「スクール」が少ない。
2) 手技が多く、習得まで長く時間がかかる。
3) 結果、セラピストが少ない。
4) そして、サロンも少なく、HPなど情報も入りづらい。そのため認知度も低い。

一般に「アロママッサージ」と言えば、マッサージにアロマテラピーを加えたんだ、と解釈します。ですから、精油の体内への浸透がキーポイントになります。

「スウェディッシュ」では、少量のオイルで肌への摩擦負荷を低減し、手技によって筋肉をほぐします。

「スウェディッシュ」の欠点が1つ。短時間では、お客様の心身をほぐすことができません。全身の疲労回復を行う場合、最低でも2時間が必要です。

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