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【コラム】季節の変わり目、腸活してみませんか?(3)

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

昨日は、腸活として、「ビフィズス菌」や「乳酸菌」と言った善玉菌を含む食品を摂りましょう。また、善玉菌のエサとなる食物繊維を摂りましょう、と書きました。また、「酪酸」も今、注目されている腸内物質と書きました。

「酪酸」は、「酪酸菌(腸内にいます)」が作り出してくれるものです。大腸の水分吸収、ミネラル吸収する働きを促進する作用があるそうです。

今日、朝起きてすぐ、TVで、「青汁」のコマーシャルを見ました。青汁の他に「乳酸菌100億個」含有しているとのこと。

しかし、大腸の中の細菌の数は100兆個。1000分の1なんですね。桁が3つ違います。体の中って凄い世界!驚きです。

改めて、善玉菌を含む「発酵食品」、そのエサとなる食物繊維やオリゴ糖(食物繊維やキノコ類、バナナ、人参)を摂りましょう。

話は変わりますが、腸活は、食事だけではありません。腸内環境を整えることです。

睡眠中は、副交感神経が優位になり、腸の蠕動運動を促します。ですから、睡眠不足や疲れ、ストレスなど交感神経を高ぶらせることは禁物。質の良い睡眠をとること、そのためにも「自分がリラックスできること」を見つけることも大切ですね。

腸の蠕動運動の話が出てきましたが、「酪酸」は、ここでも大切な働きをしているそうです。そもそも、乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌いずれも、「エサ」を代謝して、酢酸、乳酸、酪酸と言った酸を生成します。

このため、腸内は酸性に保たれます。すると、酸性雰囲気を嫌う「悪玉菌」の繁殖が抑制され、蠕動運動も活発になります。さらに酪酸は、制御性T細胞と言う炎症やアレルギーを抑える免疫細胞を増やす働きもあるそうです。

で、腸内環境(腸内フローラ)が乱れると、どうなるのか?
1) 腸内腐敗が進行し、健康に有害な物質が(アンモニア、アミン類、フェノールなど)増加。
2) 便秘や下痢、肌荒れ、アレルギー、慢性疲労、生活習慣病、脳機能障害などに至る。
3) 腸管免疫力が低下し、風邪をひきやすい、肥満、アレルギー、炎症性腸疾患、認知症や発がん性物質の生成にも関与していることが、最近の研究で分かってきているそうです。

以下、次回につづく。

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