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【コラム】季節の変わり目、腸活してみませんか?(4)

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

腸活について、今日は全体的なトピックスを挙げてみたいと思います。

1) 抗生物質に要注意。
細菌が原因となる疾病に処方される「抗生物質」。病原菌を叩いてくれますが、害のない菌まで排除してしまうことが。結果、腸内の善玉菌が減少し腸内環境の悪化を招くこともあるそうです。積極的に善玉菌を摂ること、『整腸剤』の力を借りるのも一手ですね。

2) ストレスにも要注意。
以前、「脳腸相関」について書きました。腸は第2の脳と言われ、腸内にも脳細胞が存在し、腸の独断で機能する場面もあれば、腸から脳に指示を出して機能することも。また、腸と脳が密接な関係を保っているとも。ですから、逆に外敵のストレスから脳機能の低下を生じると、腸内環境が乱れ、下痢や便秘と言った症状を起こしやすくなるそうです。

3) 腸の中の善玉菌の仕事。
腸の中の善玉菌に、乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌を例に挙げました(他にもまだあります)。乳酸菌からは乳酸が、ビフィズス菌からは酢酸と乳酸が、酪酸菌からは酢酸と酪酸が作り出されます。これらの生成物を総称して、「短鎖脂肪酸」と言います。短鎖脂肪酸の働きは、
・腸壁を刺激して排便を促す。
・善玉菌を増やして腸内バランスを整える。
・免疫細胞を活性化する。
・悪玉菌の増殖や働きを抑制する。

4) 酪酸菌。
酪酸菌を含む食品は限られているので、酪酸菌配合のサプリメントや「整腸剤」を取り入れるのも一手。

5) 腸内フローラと肥満の関係。
ワシントン大学の研究から、「太ったマウスの腸内細菌を普通のマウスに移植すると、そのマウスも太りやすくなる」ことが確認されています。
また、食物繊維の摂取量が少なく、高カロリー食が多い生活を続けると、太っている人に多く存在する腸内細菌の仲間が増えることも分かっています。食生活が腸内フローラに関与し、「太りやすさ」と言う体質に繋がると考えられますね。

6) 食物繊維について。
食物繊維には、水溶性のものと不溶性のものがあります。
水溶性のものはオリゴ糖と言われるもの。果物に多い「ペクチン」、こんにゃくに多い「グルコマンナン」、海藻に多い「フコイダン」、「アルギン酸」など。ほぼどの消化管でも吸収されず大腸菌に届きます。小腸では、栄養素の消化・吸収を抑制することで血糖値の急上昇を抑え、体内のコレステロールを吸着し、血中のコレステロールを下げる役割を担っています。
不溶性食物繊維は、セルロース、ヘミセルロース、キチン、キトサンなど。穀類、野菜、豆腐、木の実などに含まれ、腸の蠕動運動を促進する働きがあります。

以下、次回につづく。

 

 

 

 

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