更新情報

【コラム】幸せホルモンの相関関係(1)

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

昨日は、マッサージの手技の違いで「オキシトシン」の分泌量に差異が無いのかと言う疑問について書きました。加えて、「オキシトシン」の可視化技術が、今年の夏の頃開発されたことも。

しかし、愚問でしたね。「オキシトシン」は、そもそも家族や子供、恋人、ペットなどとの触れ合いや抱っこなどで分泌されるホルモン。愛しさの度合いや触れ方で気持ちよさの大きさは左右されて当然です。

今日は基本に立ち返り、「オキシトシン」や「セロトニン」、「メラトニン」などの、どのような時に分泌されるのか、またホルモンどうしの相関関係について書きたいと思います。

・オキシトシン:触れ合いから生まれる優しさホルモン。心に安らぎが得られる。そもそも、出産や授乳の際に分泌される。人助けした際にも分泌されることから、「思いやりホルモン」とも。また、オキシトシンが精神安定効果のあるセロトニン分泌を促進し、恐怖につながる扁桃体の活動を抑制。

・セロトニン:精神安定効果。イライラを解消し幸福感が得られます。その役割は、大脳に働きかけ、覚醒を促す。セロトニンの分泌がポジティブな気持ちをわき起こす。セロトニンの分泌によって、副交感神経から交感神経に切り替わり、血圧、代謝が促され、体が活動状態に。起床と共に、目がパッチリし、背筋が伸びるのもセロトニンの効果。痛みの感覚を抑制する効果も。

セロトニンは、必須アミノ酸のトリプトファンから合成されますが、オキシトシンによって誘発されます。また、太陽の光を浴びると、日光が目の網膜を刺激、直接セロトニンを活性化させます。また、涙を流すとセロトニンが増えるとも言われています。

セロトニンは、体内に約10mg存在、小腸などの消化器粘膜に90%、血小板中に8%、脳内中枢神経系に2%。この僅か2%のセロトニンが幸福感をもたらします。

日中にストックしたセロトニンを材料に、夜暗くなると、「メラトニン」をつくります。

・ドーパミン:「快感や多幸感」、「意欲」、「運動調節」の機能を担う脳内ホルモン。ドーパミンを分泌=快感を得る。「チロシン」と言われるアミノ酸からつくられる。ウォーキングの場合、歩き始めから約30分後から分泌される。エンドルフィンとの相関性がある。

・エストロゲン:女性ホルモン。オキシトシン受容体が子宮に多く存在することから、オキシトシンとエストロゲンの関係性は深い。オキシトシンを増やすことで、エストロゲンに好影響をもたらすと。

以下、次回につづく

PAGE TOP