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【コラム】心筋梗塞、認知症…これらの病気を防ぐ秘訣とは?(3)

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

昨日は、同じ悪玉コレステロール値でも、欧米人に比べて日本人は「心疾患」での死亡率が大幅に低いこと。ただし、同じ日本人どうしで比較すると、EPAやDHAを沢山摂取している人が「心臓病発生率」が、やはり大きく低いこと。を、書きました。

今日のお話に入る前に、そもそも「コレステロール」とは何か。どういった役割をしているのかについて。

【ソニー損保「コレステロールについて正しくしろう」より抜粋】コレステロールは、体内にある脂肪分の1つ。で、ヒトの細胞の膜(細胞膜)を形成するのに必須な成分。その他にも、性ホルモンや副腎皮質ホルモン、胆汁酸(食物として腸に入ってきた脂肪を、ミセル化して吸収促進させます。ミセル化とは、石鹸などで油を小さな粒子に包んで、水溶性にすること。)などの材料になっています。

すると、ヒトの体の中は全て細胞で形成されていますが、新陳代謝があって、必ずターンオーバーがあり、新しい細胞が生まれるたびにコレステロールが必要と言うことになります。

LDLは、肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ役割をしています。血液検査の時のLDLコレステロールには、正常範囲が書かれていますが、低すぎると血管が細く、弱くなるため脳出血の原因に、高すぎると動脈硬化の原因になるそうです。そして、HDLコレステロールは、余ったコレステロールを回収するのだそうです。

ところが、アメリカ心臓病関連学会のACC/AHAが、2013年に「食事からのコレステロール摂取量と血中コレステロールに相関がない(体内で作られるコレステロール量の方が多い)」ことから、コレステロール摂取量についての制限を設けないと発表。日本ではこれに追従する形で、2015年に日本動脈硬化学会が同様の声明を発表したのだそうです。

次に、灰本クリニックのHPから、灰本先生の寄稿記事を紹介します。「日本人の理想的なLDLコレステロール値は男100~160、女120~180mg/dl」より。欧米人では死者の30%が心筋梗塞。日本人では30%は癌で、心筋梗塞は5%なんだそう。よって、日本と欧米で同じ標準値(70~140mg/dl)は科学的でないと。

以下、次回(最終回)につづく。

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