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【コラム】驚異のパワー!必須ミネラル「Mg」(3)

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

ここまで、マグネシウムは美容に効果があり、心疾患や糖尿病の予防にも効果がある重要な元素。その「Mg」の吸収を促進するのが「ビタミンD」と言うお話をしました。ちなみに、体の中の「Mg」の99%は「骨」と「歯」に存在します。「骨」や「歯」は、ヒドロキシアパタイトと言うカルシウムとリンからできていますが、そのうちの何%かは、カルシウムとマグネシウムが入れ替わる形で「Mg」が存在しています。

そして、残りの1%が脳や全身の細胞、血液中に存在します。この1%の「Mg」こそが、大切な働きをしているのだと。

一方で、この「Mg」の吸収促進を行う「ビタミンD」は、日光を浴びることで体内でも合成できるそうです。

ビタミンDには、ビタミンD2~D7の6種類あって、しかしD4~D7は活性が低いためあまり効果がないのだと。ですからビタミンD2とビタミンD3が有用となりますが、ヒトの体内で合成されるのはビタミンD3なのだそう。

ヒトの皮膚にプロビタミンD3というのがあって、これが紫外線(UVB:290~310nmの波長の紫外線)に当たるとプレビタミンD3に変化。このプレビタミンD3が、ヒトの体温でビタミンD変化するのだそうです。要は、外に出てお日様に当たるとビタミンDができるから、あとは「Mg」を取ればいい。簡単にはそう言っているわけです。

ただここで、ヒトの肌がUVBに当たる必要がある、とすると、UVカットの化粧品やクリームを使った皮膚、衣類に覆われた所では「ビタミンD」は作られないことになります。

また、北海道と東京、九州さらに沖縄では「ビタミンD」合成のための必要な日光浴時間が異なるはずです。また、春夏秋冬でも。調べてみましたら、まさにこの研究をなさっている方が研究報告されていました。独立行政法人国立環境研究所 地球環境研究センターさんと東京家政大学の研究チーム。

おおむねの数字を紹介します。これは、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2010年版)」による成人1日の「ビタミンD」摂取目安量の全てを、お日様に当たることで賄う場合の必要時間を示しています。

北海道,夏の12時:4.6分,冬の12時:76.4分
東京,夏の12時:3.5分,冬の12時:22.4分
沖縄,夏の12時:2.9分,冬の12時:7.5分

夏場と冬場でずいぶん違うんだ、と。また、所による差異も。参考になさっていただければ幸いです。

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