更新情報

【コラム】神話の国出雲・神々の国出雲(1)

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOのセラピストの夫です。

久しぶりに、ゆっくりと出雲に帰省。「出雲大社」、「須佐神社」、「大呂神社」にお参りして来ましたので、お話してみたいと思います。

最初に「出雲大社」、『お砂取り』から。

『お砂取り』は、「稲佐の浜(いなさのはま)」という砂浜の砂を採って出雲大社に行って、出雲大社の中の「素戔嗚尊(スサノオノミコト)」を祀っている『素鵞の社(そがのやしろ)』まで行きます。ここは出雲大社の正面入り口から一番奥の中央にあります。

『素鵞の社』には、右、奥、左の3か所にそれぞれ2個ずつ、砂の入った木箱があります。この砂は、出雲大社にお参りした人たちが「稲佐の浜」から持ってきた砂。

『素鵞の社』の床下にありますから、持ち寄って来た砂に「素戔嗚尊」がパワーチャージしています。私もここに「稲佐の浜」から持ってきた砂を入れて、できるだけ「前からあった(チャージ時間が長い)と思われる砂」をいただいて帰りました。

このお砂取りでいただいてきた「砂」のパワー、とってもスゴイんです。

妻と2人で、手のひらにスプーン1杯ずつのっけてみたんですが、アレ?痛い!熱い!これホントです。

家の四隅に置くといいと言われますが、私はふんだんに頂いてきましたので、家の周りをグルーっと一周撒きました。撒き始めると、砂を撒く右手がふわーっとウソのように軽くなり、体もどんどんエネルギーチャージさているよう。

この「お砂取り」のキーワードは「稲佐の浜」と「素戔嗚尊」。

「稲佐の浜」はとても重要な場所。毎年、旧暦の10月10日~1週間、全国の神々が出雲大社へ集われ、神議り(かむはかり=会議)が行われるのですが、その時に神様たちが降りたたれるのが稲佐の浜。「神議り」というのは、誰と誰を結婚させようかという縁結びの会議です。

また、神様たちはいつ降り立たれるの?と思われるでしょうが、旧暦10月10日の夕刻、降り立たれるときに海から陸に向かって、急に突風が吹きます。この突風が合図で神様お迎えの儀式が始まります。

和風月名で10月を全国的には「神無月(かんなづき)」といいますが、出雲の国では全国の神様がこの「神議り」のためにお集まりになるので『神在月(かみありづき)』といいます。ただし、和風月名は旧暦のことを言い、明治5年まで使われていた太陰太陽暦のこと。なので、神様たちが「稲佐の浜」に実際に降り立たれるのは、今の暦では11月10日頃となります。

つづく。

PAGE TOP