スウェディッシュマッサージの特徴
スウェディッシュマッサージは、少量のオイルを使い、ゆっくりした動きが特徴です。表層の筋群はもちろん深部の筋組織まで刺激を与えて、しっかり揉みほぐしていきます。
さらに、ゆっくりとした動きのマッサージは、外皮、筋肉、血管、リンパ管、神経及び内臓の働きにも効果を与えます。
スウェディッシュマッサージの効果効能
- 筋肉の痛みや緊張を和らげ、コリをほぐしリラックス
- 筋肉の調子を整え、筋肉の老化を遅らせる
- 幸せホルモン「オキシトシン」を分泌し、ストレス緩和などの効果
- ホルモンバランスが良くなり体調不良の改善
- 自律神経が整い、眠りの質が向上
- 胃腸を整え、消化の促進、便秘が改善
- リンパの流れ、血流が良くなり新陳代謝が活性化
- 白血球を増やし免疫力向上
- 血圧を下げる
スウェディッシュマッサージの歴史
スウェディッシュマッサージを作り上げたのは、パー・ヘンリック・リン(1776-1839)と言われています。彼は詩人であり、医師であり、フェンシングの教師も経験しています。リンは彼独自のマッサージシステムを確立するため多方面を回り、マッサージや体操を学ぶとともに自身の体操運動が体にどのような影響を及ぼすのかを理解するため解剖学も学んでいます。
リンは、1813年にストックホルムに戻り、スウェーデンで唯一の保健体操師・マッサージ師を養成する体操中央研究所を設立しました。その頃のスウェーデンは大国ロシアとの戦争に敗れ、国民は疲労と貧困に困窮し、兵士は傷つき戦闘意欲も失っていました。
そんな折、スウェーデン国王からリンに対して、「子供から大人まで国民全てを健康に導くものを考案せよ」と指示がありました。ここで誕生したのがスウェディッシュマッサージです。
「人の、手によるふれあい、スキンシップを通じて誰もが出来るエネルギーの交流と運動機能を向上させる」現代のオイルマッサージの源流となるマッサージです。