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【コラム】「元気で長生き」そのために(10)/最終話

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

今日は、PPK(ピンピンコロリ):元気で長生きの最終回です。(しつこくてすみません。)

これまで、次のようなことをお伝えしてきました。
スーパーセンチュナリアン(110歳以上の高齢者)の最大の特徴は、100歳時点でも日常生活の自立が保たれていること。
そして医学的な特徴は、
・100歳の時にボケ老人になってない。
・心臓血管病になりにくい。
・体力がある
・人づきあいができる。

そのために、頭を使うこと、日本食のようなバランスのとれた食事をすること、散歩でもなんでも軽い運動を継続すること、人との交流を持つことが大切だと。
話は変わりますが、今年の初め、自分の劣化の加速から「アンチエイジング」について書きまくりました。
アンチエイジングに大きく関与するホルモンとして3つ、「マイオカイン(やや強めの運動をすると筋肉から出る)」、「成長ホルモン(睡眠時にドバっと出ます)」、「DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)副腎皮質から出ますが、これにも運動が必須」。

実はもう1つ、アンチエイジングに効果のある「テロメア」。
ヒトの体には、約37兆個の数の細胞があります。で、細胞にはターンオーバーというのがあって、古い細胞は死滅、剥がれ落ちて、新しい細胞が下からどんどん生まれて来ます。

お肌のターンオーバーは、私には遥か遠い昔の20代女性で28日。
細胞は、絶えず細胞分裂を行い、新たな細胞を補充しているわけです。
細胞分裂は高校の理科で習って、記憶にある方も多いと思いますが、細胞の核にある2重らせん構造をした染色体。この配列を複製することで同じ自分を構成できるんです。

ところが、ここで問題になるのは、染色体が完璧にはコピーできないこと。染色体の末端部分の副生ができないのだそう。
なので、完全コピーできないことを前提に、最初から末端を長くしてあるのだと。それが「テロメア」。

すると、細胞分裂するたびに、徐々に先端の「テロメア」が短くなっていく。けれど、大事なDNAは短くならないというわけ。

ただし、何事にも限界があります。どんどん短くなったテロメアは、もうダメ。私は細胞分裂出来ません。と、情報発信。いつかその時がきます。

そうなると、いろいろな病気になったり、痴呆が始まったり。

ところがここで大発見!テロメアを伸ばす、酵素の「テロメラーゼ」というのを、生物学者のブラックバーン博士らが発見し、2009年にノーベル医学賞を受賞。

元に戻って、テロメアの減りを加速させるのがストレス。逆に、テロメアを伸ばす効果があるのが、運動、食事、睡眠、人とのかかわりだそうです。
食事を作ると主人は何時も(不味い!)青汁か。

こりゃ長生きは無理だな。

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