日本人の睡眠時間は、世界的に見てずいぶん短いと言われています。
こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。
日本人の１日の平均睡眠時間は、およそ7時間22分。世界の33カ国で平均睡眠時間のデータがありますが、日本はダントツの最下位（33位）。32位の韓国よりもおよそ30分短い。
ちなみに、1位は南アフリカ、２位は中国、３位はアメリカです。1位の国の人に比べると、日本は2時間弱も睡眠時間が短いことに。
睡眠満足度調査というのを13カ国で行ったら、日本人の睡眠満足度は32％でこれも最下位。約7割の人が睡眠に不満を持っています。
ところで、人は1日何時間寝ればいいんだろう？と思いますが、先日「いまからサイエンス」という番組で「最先端睡眠科学」というのをやってました。番組によれば、およそ「8時間半くらい」。なので、睡眠に満足していない約70％の人は、1日の睡眠時間が8時間半とれていないと考えてよさそうです。
さて、寝ている間、体は休んでます。寝返りうったり、寝相の悪い人もいますが。では脳はというと、必要な記憶と不要な記憶をより分けて、不要な記憶を消去しています。
パソコンのハードディスクみたいですけど、不要な記憶を消去して脳の空き容量を増やすことで集中力が維持できます。つまり、睡眠不足で不要な記憶の消去が不十分だと、脳がテンパってキャパオーバーに！
そこで今、睡眠時間という「量」が足りないのだから、「睡眠の質」を高めることでそれを補おう！というビジネスが注目されています。有名なのは、アスリートがコマーシャルしてる「マットレス」や「枕」。そのほかにも、IT・AI、センサーを取り入れたりして、睡眠をサポートする商品開発も進んでいます。
最後に、常に睡眠不足がつきまとうとどうなるでしょう？
簡単に言えば、「病気になりやすい」。糖尿病、脂質異常症、高血圧などの生活習慣病。うつ病やアルツハイマー型認知症などの精神疾患。睡眠時無呼吸症候群。心筋梗塞や脳梗塞、心不全。さらにはガン！
十分な睡眠時間をとって、質の高い睡眠を心がけましょう。