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【コラム】スウェディッシュマッサージとは(1)

コラム

久しぶりに「スウェディッシュマッサージ」について書いてみたいと思います。

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

サロンMITSUKOは、お越しいただいたお客様にスウェディッシュマッサージを施術することで、お客様の疲れた体に元気を取り戻して差し上げる、疲れた心を癒して差し上げる、そういったお手伝いをしています。

スウェディッシュマッサージについて書く前に、「按摩」と「マッサージ」の違いをご存じですか?

按摩は古代中国で生まれ、奈良時代(710~794年)に日本へ伝わったとされています。按摩の按は「おす」、摩は「なでる」という意味。「気血や経絡の変調を整える」という東洋医学の考えに基づいて、体の中心から手足に向かって、衣服の上から施術を行います。筋肉を手でもみほぐし、血行をよくすることで疲労や肩こりなどを改善させることが目的。

一方のマッサージはヨーロッパで生まれ、「皮膚に直接手技を加え、血流を改善する」ことを目的としています。日本にマッサージが伝わったのは明治時代になってから。陸軍の軍医がフランスでマッサージの技術と理論を日本に持ち帰ったのが始まりとされています。起源は、紀元前4世紀、ギリシャの医師「ヒポクラテス」によるそうですが、本格的な発展・普及は19世紀になってから。語源はアラビア語の「押す」と、ギリシャ語の「捏ねる」なのだそう。

「マッサージ」の手技には、基本的に「揉む・叩く・押す・さする・こねる・震わせる」の6つがあり、リンパ等の循環の改善をメインとし、一定の圧力をかけてなでるように施術します。按摩とは逆の方向、体の末梢方向から中心に向かっていきます。こちらは直接皮膚に行うのが一般的。

ちなみに、「按摩」にしろ「マッサージ」にしろ、国内で看板を掲げ、「業」として行う場合には、国家資格を取得する必要があります。「あん摩マッサージ指圧師の免許」。この制度は、いまから76年前の昭和22年に施行されています。

つづく。

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