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【コラム】ベランダの小鳥たちの囀りは?

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

サロンMITSUKOのベランダには、よく小鳥が集まって来ます。種類はいろいろ。ベランダで楽しそうに囀ずっています。お客様に施術をしている時も、よく鳴いています。

鳥の囀ずりを楽しみながら、なぜか幸せな気分に浸っています。

ところで、「鳥の囀ずり」と言えば、2021年12月6日に放映された、NHKの「サイエンスZERO」。世界で初めて鳥の言葉を証明した研究者の紹介がありました。

京都大学白眉センター特定助教の鈴木俊貴先生。動物行動学者。16年に渡り、軽井沢の森の中で「シジュウカラ」の鳴き声を研究され、それが「言葉」であること証明されたのだと。同じくNHKの「ダーウィンが来た!」にも出演されたそうですね。

「シジュウカラ」が、他の鳥に比べて、沢山の種類の鳴き声を持ち、状況によって使い分けていることから、単語や文章を操っているに違いないと考え、その証明をされたのだと。

ちなみに、天敵のヘビは「ジャージャー」、鷹は「ヒーヒーヒー」なのだそう。そして、「ピーツピ・ヂヂヂヂ」は、ピーツピが危険あるいは警戒しろ、ヂヂヂヂは集まれと言う意味で、警戒しながら集まれと言う文章なんだと。

さらに、試験的に鳴き声の音声を入れ替え、「ヂヂヂヂ・ピーツピ」としたところ、シジュウカラは何ら反応せず。したがって、文法があることも証明出来たのだと。

凄い研究者、本物の研究者がいたものだと感心するばかり。

一方で、NHKヒューマニエンス(2022年7月19日)では、作家の重松清さんが出演され、鳥の囀ずり、クジラの歌など、動物も鳴き声でコミュニケーションするが、人の言葉は特別。それが豊かな思考を生んだと。ちょっと、水を差されたような気分になったのは、私だけでしょうか。

話しは変わりますが、奇跡体験!アンビリバボーの2022年9月8日の放送。「鳥の心の中を覗きたい 前例のない道へ!研究者の挑戦」と題して、アイリーン・ペパーバーグ博士の研究人生を紹介していました。

とんでもないくらい頭脳明晰な女性だったのでしょう。16才、飛び級でMIT(マサチューセッツ工科大学)に入学し、20才でハーバード大学の大学院に進学しています。

彼女は、「インコ科」の中でも、ひときわ明瞭に言葉を発することが出来るという「ヨウム」を研究用に購入。アレックスと名付けたのですが、ものまねで言葉を発するのではなく、言葉の教育をすることで、物事を理解した上で話せるようになるのかを検証しとのだと。

9年の研究の末、大きさの違いを判断して言い当てる、形も答えるように。また、謝ることも覚えたと。これは、生活の中でアレックスが自然に身に付けたのだそう。したがって、学習能力、思考能力、コミュニケーション能力が備わったことになります。

このお話は、「アレックスと私」(ハヤカワNF文庫)に綴られているそうです。

ベランダの小鳥たちは、何かお話しているのでしょうか?

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