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【コラム】腸活。

コラム

「腸活」。もう何年も前から言われています。なのに今でもTVで特集番組が放映されたりします。進歩してるの?

こんにちは。埼玉県富士見のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

40~50年前は、Ca(カルシウム)不足を補うため、牛乳やヨーグルトを摂るように言われたものですが、最近ではもっぱら腸活と言う言葉が定着しました。

腸活と言えば、真っ先に思い浮かぶのが乳酸菌。なんと、ヤクルトの販売開始は1935年だそうです。戦時中から体にいいものを見つけ、製品化し、販売していたんです。ホントに凄いことです。ヤクルトさんエラい!

ところで20年あまり前くらいからでしょうか、「腸活」なる言葉が出てきて。乳酸菌、ビフィズス菌を含むヨーグルトを摂ることで腸内フローラが改善して、お腹の調子がよくなり、お肌もきれいになると。

近年スーパーの乳製品売り場では、ヨーグルトの種類たるや大変な量。
(1) 強さ引き出す乳酸菌
(2)  生きて腸まで届く乳酸菌
(3) 乳酸菌〇〇株:これが結構沢山あって、どれが良いやらわからない。
もそも乳酸菌は、腸内にいる菌なんですが、善玉菌と言われていて、お腹の調子を整えてくれる良い子達の菌。私たちが食事でとったものを「エサ」にして、「乳酸」を作り出します。

ビフィズス菌は、同じく善玉菌ですが、「酢酸」と「乳酸」を出します。

ここで出てきた、「酢酸」、「乳酸」は短鎖脂肪酸と言われ、弱酸性を示します。そのため腸の中が「酸性」に。すると、体に有害な菌の増殖を抑制したり、肥満予防、腸の炎症予防などの効果があるそうです。なので、最近「育菌」なる言葉まで登場しました。

ところが最近になって、「酢酸」、「乳酸」はもちろん必要ですが、さらに体にいいのが『酪酸(らくさん)』なんだそう。酪酸菌が多いほど健康長寿になると。これは長寿の方が多い地域で腸内細菌を調べた結果だと。

酪酸を作り出すのは「酪酸菌」。しかし、酪酸菌を含む食物は「ぬか漬け」、「臭豆腐(しゅうどうふ)」こんなの知りませんが、くらいしかないそうです。しかし、酪酸菌は胃酸や熱にも強く、抗生物質にも負けない。そして、コロナウイルス感染の予防力も強く、重症化や後遺症につながりにくいこともわかって来たそうです。

さらに、抗うつ効果、糖尿病予防効果、大腸がん予防効果もありますが、これは乳酸菌と同等レベルだと。

しかし、この様に言われると、酪酸菌ってとっても気になりますよね!
ただ手軽にとるには「サプリ」だけなのだそうです。

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