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【コラム】今年は「アンチエイジング」から(3)

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

昨日は、
1) FANCLの研究成果として、「マイオカイン」にはお肌プルプル効果がある。
2) kanroのHPからの情報を引用して、「マイオカイン」は筋肉から分泌されるホルモンの総称であって、その数50種類とも60種類とも言われている。
3) 老化とは、年齢をかさねることで筋肉が衰え、「マイオカイン」の分泌量が低下することで生じるのではないか。
と言うことが伝えたかったのですが、いろいろと言葉足らずで分かりづらかったですね。

新年早々ですが、「ごめんなさい」。

「筋肉から分泌されるホルモン」と言われても、どうしたら分泌されるのか、「マイオカイン」と若返りや老化とどう関係するのか分かりませんよね。

お肌プルプル効果があること、筋肉から分泌されるホルモンだと言うこと、かなりの数があるホルモンの総称であることまでは理解いただいていると思います。

まず、「マイオカイン」発見の歴史から。2003年デンマーク・コペンハーゲン大学のベンテ・ペダーセン教授(感染病学)が「筋肉の収縮時に「IL-6(インターロイキン-6)」が劇的に増える」ことを発表。「マイオカイン」と命名。

ちなみにIL-6は、1986年大阪大学の岸本忠三教授(同時)が発見。免疫細胞の活性化する働きがあると。

ペダーセン博士は、IL-6がメタボリックシンドロームが招く様々な病気の改善に有効な働きをする可能性があると期待しているのだそう。今後の成果を待ちましょう。

そもそもIL-6は、炎症を引き起こす物質として有名。しかし、筋肉の増殖や再生、脂肪の分解、骨の健康にも関わっているのだと。すると、「マイオカイン」分泌によってIL-6が放出されると様々な病気に効果的だと考えられますね。

ペダーセン博士の発表を受け、様々な研究者が研究し、次々と「マイオカイン」が見つかっているのだそう。とてもホットな研究分野だそうです。

最初は、運動により筋肉の伸縮をする際に分泌されると考えられていましたが、現在では、筋伸縮を伴わない時にも分泌される「マイオカイン」が見いだされ、「筋肉から分泌されるホルモン」となったのだと。

京都府立大学大学院生命環境科学科 青井渉准教授によると、「マイオカイン」が産生されると、その筋肉内で糖や脂質をエネルギーに変換する際に働く。

また、その筋肉に隣接する骨や遠隔にある血管、腸や脳、皮膚に至るまでホルモンのような作用を発揮するのだと。そのルートは筋肉細胞の外側にある間質液(リンパ液)に浸潤し、血流を介して全身組織に影響していると考えられているのだそうです。

以下、次回につづく。

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