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【コラム】太極拳と師匠と。(2)

コラム

日にちがあきましたが、今日は「太極拳」、師匠の技量、これがスゴイ!と言ったところからの続きです。

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

毎年春に、(埼玉県)坂戸市武術太極拳連盟主催、埼玉県武術太極拳連盟後援の「武術太極拳競技会あおぞら杯」というのが開催されます。
参加資格は特になく、誰でも参加可能。それはもうたくさんの方が参加されます。この「あおぞら杯」で師匠はというと、剣(刀)で優勝しました!

人望があって、教え方が優れてて、(技量)レベルも高い。スゴイでしょ!

ところで話は変わりますが、以前師匠から「太極拳術十要」という紙面をいただきました。十要というだけあって10項目のポイントが書いてあります。師匠からは、「これができたらスゴイよ!」と。

平たく言えば次のようなことが書かれています。
・「頂を引き上げて体をまっすぐに保つ」とか、「両肩を沈めて肘を落とし、力まない」と言った『姿勢や体勢』に関する項目。
・「重心の取り方」や、「動作が止まらずに流れる」こと、「体の上下の動きのタイミングを合わせる」ことなど『動き』に関する項目。
・「動作の意味を理解してイメージ通りに動く」こと、「意識と体を一致させる」と言った『脳と動き』に関する項目。
・最後に、「体の中の気の流れを意識して動く」こと。

ところが最近、師匠から発せられる言葉の中で、「気」と「勁力(けいりょく)」が多くなったと感じています。

1つ目の「気」。そろそろ「気の流れ」意識しながら練習しなければ。
2つ目の「勁力」。太極拳ではとても大切なワード。

「勁」は運動量のこと。「頸力」は、武術動作の目的のため意識的に体の中から導きだされる力。
「発勁」は、楊式太極拳の鄭曼青(3代目のお弟子さん)によれば『力は骨より発し、勁は筋より発する』と。

そして、「発勁」は、発生させた「勁(運動量)」を対象に作用させること。細かく言えば、発生させた勁を接触面まで伝播し、対象に作用させること。
なので、発勁は「勁(運動量)を発生させ、接触面まで導き、作用させる」の三工程が同時進行します。

太極拳は本当に奥が深い。私は一生かかっても学びきれないと痛感。
でも、太極拳。難しいけど楽しい!

おしまい。

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