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【コラム】直感とひらめきとスピリチュアルと。(1)

コラム

インスピレーション(ひらめき)、直感、当てずっぽう、思いつき。日本語には似たような言葉が沢山あります。

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

今回は、「直感」と「ひらめき(インスピレーション)」と「スピリチュアル」について書いてみたいと思います。

今からちょうど50年前の1973年。小松左京の「日本沈没」という小説が出版、映画化されました。その著作の中で、「科学者にとって最も大切なものは何か」と問われた地球物理学者の田所博士は、「直感とインスピレーションだ!」と周囲を恫喝、一蹴。(これは主人の記憶です)

また一方で、将棋棋士の羽生善治さんの著作、「直感力」という本では、直感と思いつきの違いについて書かれています。

そもそも「直感」とは何か。

  • 自然と沸き上がり、一瞬にして回路を繋げてしまうもの。
  • 論理的思考が瞬時に行われるようなもの。
  • 努力した全ての経験を土壌として、そこからある瞬間として生み出されるもの。

このように書いてあります。加えて、直感とは決して先天的なものではない、と。
そうすると、直感には経験というバックボーンがあるもので、思い付きはそれがないものと読み取れます。

さらに読み進めると以下の文章に出会います。

直感は、運を天に任せて「あてずっぽう」にくじを引くような性格のものではない。また、「瞬間的に突如として湧いて出るようなものとも違う」。今まで習得してきたこと、学んできたこと、知識、類似したケースなどを総合したプロセスではないのか。直感は、ほんの一瞬、一秒にもみたないような短い時間の中での取捨選択だとしても、なぜそれを選んでいるのか、きちんと説明することができるものだ。と。

すると、直感とは経験則なのか?辞書でそれぞれの言葉を調べてみました。「直観」という言葉もありました。

「直感」=説明や証明を経ないで、物事の真相を心で直ちに感じ知ること。
「直観」=推理によらず、直接的・瞬間的に、物事の本質をとらえること。
「思いつき」=ある考えがふと心に浮かぶ。考えつく。

この内容からして、羽生さんの言う「直感」は、今まで自分自身が築いてきたものの中から、経験したことの中から生まれてきたものというように思えます。

つづく。

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