昨日からの続きです。太極拳の健康効果についての要約と、関節リウマチ、ガンへの効果について書きました。
こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。
今日は、続いて、「その他疾患」に対する太極拳の効果について記載していきます。
- 心疾患：太極拳は副交感神経を刺激し、血圧を下げる効果があります。これは心疾患の予防に役立ちます。
また、全身運動ですから、中性脂肪やLDL（悪玉コレステロール）を減少させる効果がありますので、併せて心疾患の予防効果があると言えます。
- 骨粗しょう症：太極拳は筋力、特に下半身の筋力を高めます。筋力を増加させる運動は、骨に物理的な刺激を与え、この刺激が、骨に微量の電流を流すことで骨の強度を増すとされています。なので、骨密度の維持に寄与します。
実際に、45歳以上の男女で、運動をすることで筋力や骨密度が維持されることが示されているそう。 - 認知症：太極拳は大脳を刺激し、認知機能を改善する効果があり、認知症の予防に役立ちます。
- 脳血管疾患：リハビリテーションの一環として、太極拳は脳卒中（脳梗塞）の回復に適しているとされています。太極拳のゆっくりとした動作は、エネルギーを操作するという意味合いがあり、自然のエネルギーを感じることができ、ストレスの軽減につながり非常に有効であると考えられています。
また、太極拳は全身運動であり、定期的な運動は、一般的に生活習慣病の予防に役立つとされています。
さらに、うつ病の症状の大幅な減少、肩の可動域の改善など、生活の質（QOL）が大幅に改善されたと報告されていると。 - その他、糖尿病や老衰にも効果があるとされています。
太極拳はゆっくりした、ちょっとキツイ有酸素運動。筋肉にも、脳にも、心にも、内臓器官にも、免疫力にもオールマイティーにいい運動ということ。
健康寿命（自立して介護なしに生活できる）がどんどん伸びていくことになりますね。興味をお持ちの方には、ぜひお薦めしたいと思います。
おしまい。
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