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【コラム】季節の変わり目。腸活してみませんか?(1)

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

昨日、「Yahoo!」なのか「グノシー」なのか、はたまた別のニュースサイトなのか、記憶にはありませんが、「季節の変わり目、風邪など惹かないように」と言った内容の記事を見ました。

どこかの女医さんへのインタビュー形式の記事でした。

一時期40℃超えの暑さ、熱帯夜の続く寝苦しさなどの報道が続きました。昨今は昼間も言うほどには気温も上がらず、朝晩も過ごしやすさが戻りつつあるようですね。

そこで、上述のニュース記事が出てきたわけです。昼の温度と朝晩の温度の、この温度差から自律神経の乱れを生じ、免疫力が低下することで、風邪など惹きやすくなるので気を付けましょう、と。

あー。そろそろ秋が近づいて来ているのか。そういえば、あと3週間余りで秋分の日か。と思い至ります。

こうなると、「腸活」ですね。腸の働きをコントロールしているのは「自律神経」。交感神経と副交感神経のどちらが優位になるかによって、腸の弛緩・収縮が行われ、自律神経のバランスが乱れると腸の働きも乱れ、便秘や下痢の原因にもなりますから。

ちょっと待って!そもそも何故ここで「腸活」なの?

先に、「風邪など惹かないように」とありましたが、一般的に、感染源となるウイルスや病原菌などは、口や鼻から体内に入って来ます。腸には外敵から体を守るために、ヒトの免疫細胞の約70%が集まっており、「腸管免疫」と呼ばれているんですね。

腸までの消化管は外敵に晒されている訳なんですが、外敵の多くは「胃酸」によって死滅してしまうのだそうです。「胃酸」でも死なない病原菌などは、小腸に到達し、腸壁にある「パイエル板」に取り込まれます。

「パイエル板」の中には、樹状細胞、T細胞、B細胞など、主要な免疫細胞(免疫について連載した折りに記載しましたね。)が集まっており、侵入者(外敵)が、ヒトの体にとって悪いモノと判断すると、抗体「免疫グロブリンA(IgA)」と言う免疫物質を出して退治します。

ですから、ヒトの免疫細胞の70%も集まっている腸、IgAを出す腸壁、樹状細胞、T細胞、B細胞等の集まる腸、腸は栄養成分を吸収しエネルギーとしてくれることのほかに、腸管免疫が病原菌から体を守ってくれています。

気候の変わり目に、要注意。腸を労り、健康を手に入れましょう。

以下、次回に続く。

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