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【コラム】血管と血液循環について(1)

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

ここ数日、とても寒い日が続いていますね。こういった日には、「冷え症」の方はとりわけ辛いのではないでしょうか。

主人のお義母様、86才になられます。ずいぶん前から、老化が原因と仰っていますが、足のくるぶしから下がとにかく冷たいのだと。11月に埼玉にいらした時、靴下を3枚重ねて履いておられました。

「冷え症」には血流が影響するのかな、くらいに思いながらいましたが、2022年12月1日「あしたが変わるトリセツショー」で、「冷え症」のトリセツを放送していました。
1) 首元に冷気があたると、全身が寒さを感じるのでマフラーを。···予想通りでした。
2) 肘(ひじ)カイロを。肘の外側やや上に。手先まで温かく感じる効果が。···知りませんでした。
3) 梨状筋(りじょうきん)をほぐして、下半身の血行促進効果が。左右のお尻の真ん中、「殿中(でんちゅう)」というツボ。···このツボは、スウェディッシュマッサージでもほぐしています。
4) 「冷え症」の方は、血管が硬かった。···知っていました。体の体温維持には血液の循環が関与することは当然のこと。そして、血管が硬くなり、手足の先端まで血液が届きにくくなるんですね。

そこで紹介されたのが、「血管伸ばしストレッチ」。そして、このストレッチを行うと、血管を柔らかくする「一酸化窒素(NO)」を分泌するそうです。

「一酸化窒素」の話までは知りませんでしたので調べてみましたら、2022年4月14日、「血管」のトリセツを放送していました。

健康で若々しくいる民族として、南米ボリビアのマチネの人々が紹介されています。脳の老化が70%遅く、心筋梗塞になりにくく、高血圧や高脂血になるひともほとんどいないのだと。

進化医学の専門家によれば、その要因は「血管の柔らかさ」にあったのだと。

そして、硬くなった血管を柔らかくするために、「血管伸ばし」が有効なのだそう。血流が良くなると「一酸化窒素」が分泌されやすくなり、「一酸化窒素」が血管を柔らかく保ってくれるのだと。同じように説明しています。

さて、血管を柔らかくするという「一酸化窒素」ですが、はて。

高校の理科、化学で一酸化窒素は有毒ガスとして習いました。銅と希硝酸の反応によって発生するガスです。吸い込むと、数分で中枢神経がやられ、意識を失う怖いガス。また、体内で硝酸に変化し、呼吸器に損傷を与えます。

しかし、「一酸化窒素」は狭心症の治療薬、コレステロールを下げる薬として利用されており、バイアグラの作用メカニズムも同様だそう。

毒だとばかり考えていましたが、治療薬としての有用性もあったのですね。

血管、血液循環について、次回につづく。

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