更新情報

【コラム】「アルツハイマー型認知症」その原因と対策!

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

およそ5年前、2017年5月17日にNHKで放映された、「ガッテン!」。「これが世界最先端!『認知症』予防SP」での内容。

世界の研究者が見つけた、認知症予防のポイントは、「脳のゴミ」を洗い流すことだそうです。「脳のゴミ」とは、『アミロイドβ』の事。

「脳のゴミ」が蓄積され始めるのは、『認知症』になる25年前からだと。そして、この「脳のゴミ」を洗い流すのに有用なのが「睡眠」。睡眠不足になると、洗い流せず、脳内に沈着するそうです。

講談社のブルーバックス、2021年7月1日「睡眠中にアミロイドβが掃除される?脳の中を流れる「水」の意外な役割」によると、健常者でも、脳の中でアミロイドβは作られているが、「脳の中の水」の流れによって洗い流されるのだと。

脳は、頭蓋骨の中で「脳脊髄液」と言う「水」に浸かっていて、この「水」が、約5~6時間で全量が入れ替わるくらいのスピードで流れているそうです。脳脊髄液は、約130ml、脳の容積は、1,500ml。この「脳脊髄液」の循環で「アミロイドβ」が洗い流されるのだと。

ここで、「脳脊髄液」の成分は、概ねスポーツドリンクのようなもの、と書かれていますが、血液から血球成分を除いたもの、と考えてよいのだと思います。脳の入口に、脈絡叢(みゃくらくそう)と言う血液のろ過装置があるからです。

ロチェスター大学の成果として、「脳脊髄液」の流れによって、洗い流されたアミロイドβは、脳の出口で血管に排出されると。そして、やはり「睡眠中に脳の中の老廃物」を洗い流しているとしています。

2018年9月17日号の「PRESIDENT」でも、同様の記事があります。人は人生80年のうち25年寝ると題して。

この記事では、記憶は、脳の中で「海馬」と言う部分に一時的に保存され、睡眠中に大脳皮質に記憶の転送、定着が行われると。

睡眠の質が悪いと、記憶が定着せずやがて認知症になると書かれています。

この記事の中で、とても興味深い記載がありました。「”骨”は臓器の一つで、全身に向けて様々なメッセージ物質を出している」と。また、「健康な”骨”は、オステオカルシンと言うホルモンを出し、海馬に届き『記憶力をアップせよ』」とメッセージを伝えていると。

いよいよ、睡眠の大切さを感じると共に、”骨”がホルモンを出すとは、まさに驚きでした。

PAGE TOP