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【コラム】スウェディッシュマッサージとは(3)

コラム

今日はいよいよ、スウェディッシュマッサージについて書いていきます。

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

スウェディッシュマッサージの歴史は古く、現代のオイルマッサージの原点、世界中のオイルマッサージの基本とされています。今から約200年前に、スウェーデン体操の父と言われ、医師、理学療法士のパー・ヘンリック・リンによって誕生しました。

スウェディッシュマッサージは、筋肉や関節、靭帯、腱などの身体構造に沿って多彩な手技(ちなみに手技の数は110。按摩・アッサージ・アロママッサージなどとは桁が2つ違います。ドヒャーっ!)でアプローチし、疲労回復や免疫力向上、リラクゼーションなどの効果があります。
これは、リンが解剖学や生理学を学び、それに基づいてスウェディッシュマッサージを作り上げたからにほかなりません。

また、使用するオイルは、セラピストの手が、程よく体表面を滑りやすくするもので、揮発性がなく、使用量は極々少量、肌に摩擦を与えて体温を上げるのが特徴。北国の極寒な気候ゆえの知恵かもしれません。

他のオイルマッサージと比較すると、スウェディッシュマッサージは手技が主役。

また、筋肉を深くほぐすために、やや強めの圧をかける手技もあります。なので、スウェディッシュマッサージは、コリや疲れをしっかりと取り除きたい人に向いています。

たとえば、以下の事例も参考に。

〇 スウェディッシュマッサージはスポーツマッサージに応用され、運動前後の筋肉のケアやパフォーマンス向上に導入されています。

〇 スウェディッシュマッサージはハワイ発祥のロミロミやタイ式マッサージ、アロママッサージなどのオイルマッサージに影響を与えました。ロミロミはスウェディッシュマッサージの手技をハワイアンスタイルにアレンジしたもの。タイ式マッサージはスウェディッシュマッサージの手技を取り入れてストレッチや圧迫を加えたものと言われています。

〇 スウェディッシュマッサージは欧米では医療現場でも活用されており、保険適用されることもあります。例えば、がん患者に対してスウェディッシュマッサージを行うことで、痛みや不安、うつ症状などが軽減されることが報告されています。

〇 スウェディッシュマッサージを施術することで、ストレスホルモン(コルチゾール)が減少し心が安らぐこと、愛情ホルモン(オキシトシン)の分泌が高まり幸せな気分に包まれること、幸せホルモン(セロトニン)の分泌が高まりポジティブな気持ちになることが臨床的に証明されています。

つづく。

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