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【コラム】スウェディッシュマッサージをご存じですか?(7)

コラム

アロママッサージとスウェディッシュマッサージを比較してみたいと思います(1)。

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

エッセンシャルオイルには、主に2つの目的があって、1つ目は、オイルの香りが特定の感情や身体の状態、例えば、静寂の感情やエネルギーや活力の感情を引き起こすこと。2つ目は、皮膚に塗ってマッサージすることで、体の反応を引き起こすこと。

エッセンシャルオイルにはさまざまな種類によって、鎮静効果に優れたもの、デトックス効果のあるもの、活力や刺激をあたえるものや、鎮痛作用があり、体の痛みを和らげ、さらに抗菌作用があるなど、複数の性質や効果が認められるものもあります。

何種類かのエッセンシャルオイルの香りをかいだ時「このにおいが好き!」と感じたら、今あなたに必要なオイルはそのオイルです。オイルを自分で選ばせてくれるサロンを探しておくのは重要なポイント!

アロママッサージでは、「精油を体に浸透させることが重要」なので、揮発性の高い、シャバシャバのキャリアーオイルで希釈して体に塗りマッサージしていきます。さほど時間を置かずにオイルが揮発しますから、都度オイルをつぎ足しマッサージを継続。体からは気化熱が奪われ、寒さも継続。

アロママッサージには、軽くなでる、揉んで捏ねる、もみほぐし、強い摩擦、叩く、振動させる、圧迫するという7つの手技があると言いました。

しかし、シャバシャバなオイルを塗った体が相手です。なでる、摩擦する、叩く、振動させる、圧迫するのは容易です。しかし、揉んで捏ねるとか、もみほぐしはしっかりと力の伝達ができづらく、イギリス由来のマッサージのように「もまれてる」というより癒されてる感じ。

これに対しスウェディッシュマッサージ。摩擦、揉む、捏ねるなどは全くの別物です。

使用するオイルは、セラピストの手が程よく体の表面を滑りやすくするもの。揮発性がなく、使用量は極々少量で継ぎ足しはなし。肌に密着して、ホールド感満載。摩擦を与えて体温が上がるのが特徴で、もうポカポカ。北国スウェーデンの極寒な気候ゆえの知恵かもしれません。

セラピストの手が、肌をしっかりホールドするので力が伝わりやすい。そして、こねたり、振動させたり叩いたり、長いストロークや関節運動のテクニック、深い円運動など、さまざまな種類のテクニックを駆使して体をほぐします。手技の数は110種にも及びます。

つづく。

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