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【コラム】埼玉の神社に行こう!(5の下) 第3位 秩父神社

コラム

埼玉県の神社ランキング第3位、秩父神社の続編です。

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

今日は、「秩父神社(下)」です。

まず現在のご祭神の中の1人、鎌倉時代に合祀された天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)について。

日本神話の天地開闢(かいびゃく)に登場する神。
古事記によれば、天も地もなく混沌と渦を巻いたような、神様もいない時代。やがて、天と地がわかれたとき、天空に浮かぶ高天原に、突然「アメノミナカヌシ」という神が現れたと。アメノミナカヌシ、漢字で「天之御中主」は、古事記に登場する最初の神だそう。宇宙の中央に留まって世界を支配する神、宇宙の根源の神のこと。

また、古来中国では、天上の全ての星が北極星を中心にまわることから、北極星こそが世界を支配する神様だと信じ、一番偉い神様と考えていたそう。そこから、北極星はこの世界の「命あるものすべての道しるべ」となる神様と見なされ、盛んに信仰されるように。これを妙見信仰と。

妙見信仰が秩父地方に伝わると、秩父神社にも「妙見様:天之御中主神」という女性の神様として祀られることに。

ご利益は、学業成就や合格祈願、子孫繁栄、開運、家内安全

ご神体は、秩父神社の社殿と参道の南側延長線上に武甲山(現在はセメント会社や石灰会社が山から石灰石を採掘してますが)。秩父神社は、元々は武甲山を神奈備として遥拝する聖地。

さて、他の神社にない秩父神社ならではのトピックを。

  1. 江戸時代は、徳川家康が征夷大将軍に任ぜられた1603年からですが、その前、安土桃山時代末期1592年に徳川家康が現存する社殿を寄進したそうです。
  2. 「三峯神社」は、気弱なやつはお断り!という感じの怖―い神様ですが、「秩父神社」は元気がなかったり、人生迷ってるならおいでよ!という優しい神様。
  3. 秩父神社と言えば、「秩父夜祭」。毎年20万人~30万人の見物客が訪れるそうです(統計あり)。
    秩父神社のお祭り「秩父夜祭」は、「京都祇園祭」、「飛騨高山祭」と並び日本三大曳山祭のひとつ。2016年には世界遺産にも認定。
    ご神体の武甲山には男の神様が住んでいます。その妻は秩父市内の神社に。ところが、あろうことかこの男の神様と秩父神社の「妙見様」は超ラブラブ。いわゆる不倫関係。1年に1度だけ許して!と、奥様を拝み倒して了解を得、「秩父夜祭」の日だけイチャイチャできるのだそうです。
  4. 江戸時代に活躍した名工(彫刻家)左甚五郎。日光東照宮、出雲大社とここ秩父神社でその技量を発揮しています。「子育ての虎」、「お元気三猿」、「つなぎの龍」ぜひご覧ください。
  5. 恋愛おみくじとして人気の水占いくじ。売場前に、武甲山を水源とする水が流れています。おみくじを浸すと吉?凶?

つづく。

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