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【コラム】時々顔を出すハイヤーセルフ。(8)

コラム

前回は、運動することの「血管年齢」と「健康上の予防効果」として「動脈硬化」、「高血圧」、「心不全」について書きました。

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

今日は、その続き。運動することの虚血性心疾患、急性心筋梗塞、狭心症、高血糖に対する予防効果についていて書いていきます。

  1. 虚血性心疾患:運動は冠動脈の血流量や拡張能力を増加させ、心筋の酸素需給バランスを改善します。心臓自ら心臓に血液を送り、自分の心臓を動かしています。この心臓の筋肉に血液を送っている血管を冠動脈といいます。
    そもそも心臓が動いているのは、心臓に新鮮な血液を供給しているから。
    ちなみに、各臓器を含む体全体が機能し、動くのは、心臓が臓器をはじめ末梢まで新鮮な血液を送り、酸素からエネルギーを作り出しているから。なので、運動は虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)の発症や再発を予防します。
  2. 急性心筋梗塞:運動はプラーク形成を低下させます。これは冠動脈でも同じこと。また、運動が急性心筋梗塞後の心筋壊死面積、不整脈発生率を減少させることが確認されています。なので、運動は急性心筋梗塞の予防や予後の改善に効果があります。
  3. 狭心症:運動は冠動脈における血流量や拡張能力を増加させ、また、心筋における酸素需給バランスを改善します。なので、運動は狭心症の発作頻度や持続時間を減少させる効果があります。さらに、運動が狭心症の治療薬剤の効果を高めるとも報告されたています。
  4. 高血糖:運動は筋肉におけるインスリン感受性や糖取り込み能力を高め、血糖値を低下させる効果があります。また、体重や内臓脂肪を減らし、インスリン抵抗性を改善します。なので、運動は高血糖の発症や悪化を予防する効果があり、さらに血糖降下薬の効果を高めとも報告されたています。

このように、運動は心臓や血管に多くの健康上の影響を及ぼします。運動は化学的なメカニズムによって、血管の機能や構造、心筋の機能や代謝、血液の成分や流れなどを改善しています。これらの効果が、心血管疾患の発症や進行、合併症や死亡リスク低減につながります。

つづく。

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