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【コラム】神話の国出雲の神様たち(2)

コラム

出雲の国の神様のお話。昨日からの続きです。

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOの角森です。

オオクニヌシの正妻となったスセリビメですが、とっても強烈なやきもち焼き。その恐ろしさに、ヤガミヒメはオオクニヌシの許を去り実家に帰ってしまいます。

ここで一つ。実はオオクニヌシは、スサノオの子孫。スサノオの子供の子供の・・・と辿って行って、六代後の直系の子孫。つまり、オオクニヌシは、ひーひーひー祖母ちゃんのスセリビメと結婚しちゃったわけです。ただし、スセリビメの母は不詳とされています。
三人目の妻が、ヌナカワヒメ。高志国(こしのくに:北陸地方)の美しい姫。

四人目の妻が、タキリビメ。弁財天三女神の長女。三大弁財天として、宗像神社、江島神社、厳島神社が有名ですね。三女神、三人合わせて「弁天様」です。アマテラスとスサノオの誓約(ウケイ)の折、スサノオの剣から生まれた神。なので、スサノオの子と言えます。

五人目の妻が、カムヤタテヒメ。素性不詳です。古事記には名前しか出てこないし、日本書紀には名前すら出てこないんです。
六人目の妻は、トトリ。スサノオの孫です。これで、スサノオの子供二人と孫とも結婚したことになります。

ただ、もっともっともっと奥さんがいたのではないか、と言われています。なぜなら、大国主神には子供が180柱もいるんですから!

最後に、八束水臣津野命(ヤツカミズオミツノノミコト:以下ヤツカミズオミツノ)。
力持ちで超ビッグサイズの神様のヤツカミズオミツノ。「出雲の国はやけに狭い」と思い、海の向こう新羅(今の韓国)の辺りに余った土地を見つけ、その土地を出雲に引寄せることに。

バカでかい鍬で土地を切り離し、その土地に太くて長い綱をかけ、出雲の地へ引き寄せました。その後、隠岐の島、能登半島のよさそうな場所から国引きが行われ、出雲の国をとても広くされました。広くなった部分が島根半島。

ヤツカミズオミツノをお祀りしているのが、長浜神社。島根県出雲市です。

以上が超ビッグネームですが、その他、ツクヨミノミコト(アマテラスの弟、スサノオの兄)、スクナヒコナノミコト、タケミナカタノミコト、タケミカズチノミコト、ヤツカミズオミズヌノミコト、ニニギノミコト、オモイカネノカミなどが出雲神話に登場します。

おしまい。

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