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【コラム】「元気で長生き」そのために(5)

コラム

こんにちは。埼玉県富士見市のスウェディッシュマッサージサロンMITSUKOKの角森です。

昨日は、長寿の「長野県」の特徴について、平均寿命と健康寿命の違いについて書きました。
本日のお題は、日本と他国との医療に関する違いです。
(1) 病床数について
米国と比較すると、同じ人口あたり、日本は米国の4倍以上病床数が多い。
(2) 入院期間について
同じく米国との比較で、一人あたりの入院期間は5倍以上長い。
(3) 処方薬について
たとえば、抗インフルエンザ薬「タミフル」を例にとれば、世界の全生産量の約8割を日本が消費。

結論からいうと(あくまでも外国との対比ですが)、日本人は薬大好き民族、病院への依存傾向が強い。また、一度入院するとなかなか退院しない。

しかし、今もなお継続中の「新型コロナウィルス感染症」。日本では多くの病床数があったからこそ、諸外国に比較して入院治療ができたと思います。現状の病床数をもってしても対応に苦慮していました。なので一概に多いとは言えず、逆に他国が少なかったのではないかと。

一人当たりの平均入院期間が長いという点についても、日本は国民皆健康保険制度が関係していると思います。
みんなが保険に入っている。そこに病院がある。お腹が痛いから診てもらおう。頭が痛いから診てもらおう。歯が痛いから歯医者に行こうとなるわけです。

逆に、保険制度が普及していない、近くに病院がないでは、入院もできないし薬ももらえない。我慢。

話は変わりますが、実は、長寿と歯の関係にはデータがあるんです。
かかりつけ歯医者さんがいる人といない人で大きく生存率が違います。
「歯周病」になると、口腔内の歯周病菌が血流で心臓に運ばれ、心臓の血管が炎症を起こすことで、「動脈硬化」、「心臓発作」を引き起こすリスクが高まるのだと。
統計によれば、歯周病の人の心疾患での死亡率は、健常人の2~3倍と言われているそうです。

また、高齢者にありがちな「誤嚥性肺炎」にも歯周病菌の関与が知られているそうです。

ちょっと話がそれますが、私は以前、鼻を高くたくて思い鼻の手術では日本でも権威のある先生に相談しました。すると、鼻よりも出っ歯治した方が良いよ。まんべんなく出てるからとアドバイス。
横にいた看護師さん、笑いをこらえる姿。(クックックッ)

出っ歯でもいっかと開き直り整形は諦めました。ただ、この「まんべんなく」という言葉が今でもが引っ掛っています・・・。

以下、次回につづく

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